たぶんアゾン服で採用してるやり方これだと思います つうかアゾン服のネクタイを観察してまねしてみました
Tl;dr(3行で)
本体を中表に縫う→結び目になる小さな筒を作る→結び目に本体を往復で通す→結び目の下側を裏で縫い縮めてキュッとさせる
最後の縫い縮める作業で「ネクタイっぽさ」が決まる
こつ
- 1回練習したほうがいい
- たくさん折り重ねるので薄い生地を選ぼう 今回はシルデューサテンにしました ミシンで縫いにくければ紙を敷く
- 折り目はピシッとさせたいので やわらかい生地ならプリーツ液を使う
- できあがった結び目の上からアイロンをかけない 立体感がしんじゃうよ アイロンは結び目を作る前に各パーツにかけておく
ネクタイの太さ
いちばん細いところで5mmが限界 これ以下だと表に返せなくなる 生地の厚さによっては6mmかも
もっと細い90年代的なネクタイを再現したければ、本体を外表で縫う 当然、ぬいしろが外に出るのでうしろ(シャツと重なる側)に隠す 下のとがったところの再現は… ごめん むり
ただ、結び目パーツの中に布が集中するつくりなので、結び目はあまり細くできなさそうです
手順
本体を中表に縫う
細くまっすぐ縫ったあと、斜めに広げながら縫い進める 最後に下を折ってるのは「先端のとがったとこ」の表現 折った下の部分だけ、この段階で仮アイロンをかけておくと次の手順が楽
まっすぐ部分の長さは結び目の縦幅 x2 + 1cmくらいの余分 ここが結び目の中に入る
ななめ部分の長さはネクタイの長さに合わせて(結び目の下端からネクタイが一番広がるところまで)
表に返してアイロン
表に返すときはピンセットでひねり出したり細い棒で中から押したりしたけど もっと布が傷つかない方法あるかも けっこうたいへんなのでお覚悟
あ、先端のぬいしろ飛び出ちゃった? 市販品でもよくあることですどんまい
結び目パーツとして「端が折り込まれた筒」を作る
外表にして、結び目の縦幅にしたい幅で両端を折ってアイロン→折った両端が外側に出るように二つ折りにして縫う→ひっくり返す
端どうしを縫い合わせると厚みが出すぎるので、あえてペロペロさせたまま折ってます なので、作業の途中でこわれないようにアイロンは強めに
筒の幅は 基本的には結び目の横幅なんだけど、本体が2回通ったり、結び目パーツ自体のぬいしろを中に折り込んだりするので太めにしておく 実際に2つに折った本体に巻きつけてあたりをとってみよう 細すぎるよりは太すぎるほうがいいです 最後の工程で調整できます
結び目パーツに本体を通す
往復で通して、途中で仕事してもらいます
上に通す→シャツに縫いつけるなり 首に巻くリボンを通すなり→下に通す
仕上げ ここがだいじです
結び目の下側と本体をいっしょに裏からつまんで 手縫いで押さえる 図では結び目じゃないところも縫ってますが、ここはお好みで アゾンのネクタイは結び目だけやってるようです
この作業でネクタイっぽさが決まります あとここで左右のバランスが悪いとネクタイ曲がっちゃいます 推しのネクタイを直してあげる彼女の気持ちでじっくり調整しよう
あと、この作業の途中で、長さがあまった本体を 結び目ギリギリのところで切って端始末しておきます
おつかれさまでした
シャツに縫いつけるタイプなら、最後に結び目の裏側とシャツを数針手縫いすると安定します