まだ「野郎のすみか」だったホビーショップに、バラの花で飾られた一角ができはじめたのは20年以上前か。あのころのボークス新宿ショールームは2丁目にあって、ビルの男子トイレにハッテン禁止の張り紙があったりしたなあ。
あれからおもえばSDを一度もオムカエせずにきたけど、ただの食わず嫌いと金欠でした。しらん間に造形もメイクも好みの感じになってきたみたいで。お高いのはしょうがないとして、いちど試してみたくなり…

はいいきなりフルチョです! しかもオーダーメイク!
だぁ〜って、「こういうのほしい」ってのが過去の限定やワンオフにしかおらんかってんもん!
さすがに10万以上は出せないのでSDMです。ガイドブックを買って付箋を貼りまくり、フェイス型番で画像検索を繰り返し、候補が絞りきれずにオーダーカウンターで現物を見せてもらい。
過去の一点もの写真を「こんな雰囲気がいい」参考として提出する、比較的難易度の低そうなオーダーですが…
「どんな性格や設定のコにしたいですか?」
うお。そういう視点でドールさんをみたことがあんまりないので、全然ふくらませられなくて、あらかじめ用意していた言葉を繰り返すばかりになってしまいましたわはは。「他にありますか?」「えっと…、意外とモテます」これ参考になったかな…?
修正戻しが効かないぶん、ヒアリングが重要になる、ということなんでしょうね。わし、昼間の仕事では「ヒアリング済みの情報を上司や営業に言われて作る」か「むしろ要望もなんもないので自由にやっていい(バナーとか)」かのどっちかで、ヒアリング経験がないままきてしまったので、係の方を困らせてしまったかもなあ。
他の人のお迎え画像で「メイク濃いなー」と思うことが多かったのですが、これ係の方に説明していただきました。照明ばっつし焚いて撮影してもトばないように濃くオーダーする人が、SNSに出てくることが多いからなんですね。「そこにいるのを眺めるのが好き」って楽しみ方にはそれに合った薄さがあるとのことで、「肉眼基準で」と書いておいてもらいました。
手作業なので、納品に2ヶ月半かかるとのこと。期待と不安って、このことなんですねい。
ちなみに名前は決めてます。「璐瑚(ろこ)」。それっぽいでしょ。オーダーメイドだからロボコのもじりなんだけどね!